「離婚」という言葉が、時々、頭の中をかすめる人は、今一度、付き合っていたときや結婚した当初の頃を思い出してみましょう。育った家庭環境や生育歴も違う二人が、お互いの価値観を認め合い、いろんな人に祝福され、結婚生活という共同生活を営むことを決意されたことでしょう。時には助け合い、励まし合い、感謝したり、楽しい思い出もたくさんあったことでしょう。
そんな希望に満ちあふれていた二人から、いつの間にか笑顔が消え、何となく気持ちが通じ合えなくなり、愚痴ばかりこぼすようになったのはどうしてでしょうか?
最初は、強い愛によって結ばれた二人も、同居生活をしているうちに思いもよらなかった言動やしぐさに、少しづつお互いの認識にズレが生じてくることがあります。
しかし、そもそも二人は全く異なった人格であり、家庭環境、生育歴により価値観も違っていますので、二人の考え方や行動パターンが違うのは当たり前のことなのです。こんな些細なことで、苛立つことはありませんか?電気を消し忘れる。トイレのふたを閉めない。扉を閉めない。靴下をあちこちに脱ぎ散らかす。布団をたたまない。パンツ一枚で歩き回る。そんなことも二人が育ってきた環境の違いによるものと思われます。
性格の不一致、性生活における不満、異性との問題などの理由で、世の夫婦が結婚生活において直面するさまざまな問題は、つきつめれば、夫婦関係を育てることを怠っているということに根本的な原因がある場合もあります。
結婚生活の幸、不幸は、結婚生活において男女が成長するかしないかによって左右されるといってもいいかもしれません。
まだ、決定的な事件は表面化していないけれども、何となく離婚を意識し始めてきた人は、少し冷静に現状を見つめ直すことも大事だと思います。
私たちは、恋人関係や夫婦関係から様々な恩恵を受けることで、精神的にも身体的にも健康が保たれている一面があります。離婚するということは、その関係から得ていた恩恵を失う場合もあります。
ただし、結婚生活に相当のストレスを感じていた場合には、離婚することによってストレスが解消され、健康を取り戻す場合もあると言われています。
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